公園でゆっくりしながら、次はどこに行こうかと思案。
お台場の「ノマディック美術館」に決定です。 噂はかねがね聞いていたのですが、 この機会を生かして、行ってみることにしました。 世界中を移動しやすいように、コンテナを積み上げて形成された 坂茂さんデザインのミュージアムです。 途中でヨットハーバーが目に入ったので ちょっと寄ってみると 隣接してドーム型の植物園なんかもあって、なかなか楽しい場所でした。 新木場はもう海のそばなのに、潮の香りが全くしません。 その意味がわかったのは 木の香りに包まれていたからなんです。 木材の生成工場が立ち並ぶ、そんな一角でちょっと賢くなった瞬間でした。 さて、そんな寄り道を済ませ、ついにお台場「ノマディック美術館」へ。 ヴィーナス・フォートの向かいにその姿が見えます。 ここの展示物は「ashes and snow」という グレゴリー・コルベールさんの写真や映像で、 人間と自然界、特に動物との交流を収めたものなんです。 デジタル処理などを全く施しておらず、レンズを通して見たそのものを 手作りの和紙にセピア色で刷り込んでいます。 館内は照明の落とされた、静かな空間で 流れる音楽も、より見た人の情感を自然に呼び起こす優しいものでした。 エントランスも神殿のような、厳かな佇まい。 6月24日までの会期が終わると nomadic(遊牧)するかのように、次の場所へと移ってゆきます。 text by adachi
by iremonya
| 2007-05-25 11:51
| みやこ日記(京都本店)
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