子供との関わりのなかで、わりと重要ではないかと思われるのが絵本の
読み聞かせの時間。平日は、仕事仕事でママにまかせっきりになってしま っています。でも、絵本選びだけはできるだけ参加するようにしています。 子供に選ばせるもの1冊、親が読んであげたいもの1冊ずつ買うのがいい みたいです。昔から私は絵本が好きで、今でも絵本作家に憧れと尊敬の 念を抱いております。 さて、そんな中とっても気になった作品がありましたのでご紹介させて ください。長 新太さんの「ごろごろにゃーん」です。 まったく不思議な魅力の絵本です。 色は黒と青の線に黄色がほんの少しだけ。最初と最後のページを除いて 全てのページが「ごろごろにゃーんごろごろにゃーんと、ひこうきはとんで いきます」という文章なのです。 とびうおのような奇妙な形の飛行機にねこたちが乗り込んで飛んでいくの ですが、なんだかワクワク楽しくて、ただいまーとねこたちが帰ってきた後、 もう一回乗りたい!と思ってしまう。そう、遊園地ののりものみたいな作品。 文章の意味よりも、独特の繰り返し言葉のリズムとファンタジーな世界観の 中にいてシュールリアリズムを感じさせるキャラクターたちとの調和が、 子供たちをひきつけているんだなーって思います。 本当にレベル高いです。さすがは巨匠、長 新太さんですね。 子供時代って夢というか、空想的な世界を自分の中で育てることがとても とても大事だと思います。 そのようなことをごく自然に、感覚的に教えてくれる貴重な一冊です! さて、うちの二人の息子の反応は?というと、分かれました。 上の子は、またー?またごろごろにゃーんなの?と言いながら笑っては いましたが、そんなに入り込まず、もう寝るといって布団にもぐって いきました。 下の子は、絵を凝視して、「ねえ、見てみて。ここがね、こ~なってね。 ここもね・・・」と、ページごとのドラマをとても楽しむ様子でした。 飛行機に噛み付いてきた犬が、鳥の上に落っこちてるところが お気に入りのようです。やはり、2歳、3歳くらいの子にウケルみたいです。 お魚と飛行機…という、次男の好きな絶妙の組み合わせで、独特の タッチで描かれている絵に引き込まれています。 そして、リズムのあるくりかえしのフレーズに、ぼんやりしながら、少しずつ 眠りの扉に入って行こうとしているようでした。 おやすみ前には、ちょっと難しいお話よりも、こういう単調でありながら、 夢のある絵本を聞かせてあげると、導眠にも良いのではないかなと思います。 また、良い絵本に出会ったらご紹介したいと思います。 text by T HAYASHI
by iremonya
| 2007-02-03 11:44
| みやこ日記(京都本店)
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